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会社員の限界

会社に人生を預けず、自分の力で収入を生み出すには。40代後半からの現実的な第一歩

このまま会社に任せきりで、本当に大丈夫だろうか?

毎月、決まった日に給料が入る。ありがたいことなのに、ふと「この収入は、自分の力というより、会社の仕組みに支えられているだけではないか」と感じることはないでしょうか?

 

私自身、40代後半になった今、その思いをはっきり意識するようになりました。会社員として働けているのは、感謝すべきことです。ただ同時に、「もし会社の状況が変わったら、自分は何で食べていくのか」と考えると、答えが出ない自分がいました。

 

この記事では、会社を辞めることを勧めるのではなく、会社員を続けながら、自分の力で収入を生み出し、生き方を自分で選べるようになるための現実的な考え方を、失敗談を交えてお伝えします。

「会社に人生を預けている」状態とは

順番を間違えて、独立に失敗した過去

以前の私は、「会社に縛られない生き方がしたい」という気持ちが先走り、収入の見通しが立たないまま、独立を目指しました。ブログとアフィリエイトで生活するつもりでしたが、思うように収益は伸びません。貯金が減っていく不安のなかで、記事を書く手も止まりがちになり、結局は会社員に戻りました。

 

戻ったときは、正直、落ち込みました。ただ、時間が経ってから、失敗の原因が見えてきたのです。問題は「独立したこと」ではなく、「順番」でした。自分の力で稼げる状態を作る前に、会社という収入源を手放してしまったのです。

自分で選んでいる感覚が、心を支える

心理学には、自己決定理論という考え方があります。人は、自分で選んで行動しているという感覚、つまり「自律性」があるほど、意欲や満足感が高まりやすいとされています。

 

会社に人生のすべてを預けていると、働き方も収入も「決められたもの」になり、この自律性が薄れていきます。私が漠然と感じていた息苦しさは、収入そのものではなく、「自分で選べていない」という感覚から来ていたのだと思います。

自分の力で収入を生み出すための、現実的な考え方

目指すのは「大きく稼ぐ」より「最初の1円」

独立に失敗したとき、私は最初から大きな収入を目指しすぎていました。今は、まず「会社以外で、自分の力で得た最初の1円」を目標にしています。

 

「大きく稼ぐ」のは最終ゴールの大目標として、小目標は「最初の1円」です。

 

脳科学の分野では、小さな成功体験が脳の報酬系を刺激し、その行動を続けようとする意欲につながると言われています。心理学でも、小さな成功を積み重ねることで「自分にもできる」という感覚、いわゆる自己効力感が育つとされています。大きな目標を掲げて挫折するより、小さな成果で自信を積む方が、結果的に遠くまで進めるのです。

 

私が会社以外で初めて得た収入は、コーヒー1杯分にもならない金額でした。それでも、その通知を見た瞬間の感覚は、今でもよく覚えています。給料とはまったく違う種類の嬉しさでした。「自分の力で、誰かの役に立てた」という実感が、止まりがちだった作業を、また動かしてくれたのです。

会社員として積んだ経験は、すでに資産になっている

「自分には人に売れるものなんてない」と、以前の私は思っていました。ですが、20年以上働いてきた経験には、自分では当たり前になっていて気づかない価値が、必ずあります。

 

例えば、取引先との調整の仕方、資料の作り方、新人への教え方。紙に書き出してみると、意外なほど多くのことが並びました。これらは、同じ悩みを持つ誰かにとって、役に立つ知識になり得ます。私は、自分の失敗や学びを発信することから、少しずつ始めました。

時間は限られている。だから「小さく、毎日」

会社員には、使える時間が限られています。私は、平日の夜に30分だけ、休日に1〜2時間だけ、と決めて作業しています。短い時間でも、毎日続ければ、積み重なります。収益が数字になるまでには時間がかかりますし、すぐに生活が変わるわけではありません。ここを正直に伝えておきたいと思います。

 

また、会社員として始める場合は、勤務先の副業に関するルールを、先に確認しておくことをおすすめします。就業規則で制限されている場合もありますし、確認せずに進めて問題になっては、本末転倒です。そして、最初から完璧なものを作ろうとせず、小さく試して、反応を見ながら直していく。独立のときにできなかったこの姿勢が、今の私の土台になっています。

生き方を選ぶとは、「何を大切にするか」を決めること

収入を増やすことが目的になってしまうと、独立のときと同じ焦りが生まれます。そこで私は、「自分は何のために、収入を生み出したいのか」を、あらためて書き出しました。

 

私の場合は、「家族との時間を守りながら、自分の裁量で働ける状態を作りたい」というのが答えでした。これが明確になってから、目先の数字に一喜一憂する回数が減り、焦らずに続けられるようになりました。生き方を選ぶとは、大きな決断をすることではなく、自分にとって何が大切かを、自分の言葉で言えるようになることなのだと思います。

今日からできる行動

  • 会社員として積んだ経験やスキルを、紙に10個書き出してみる
  • 「会社以外で得る最初の1円」を目標に、小さな行動を1つ決める
  • 「何のために収入を生み出したいのか」を、一文で書いてみる

まとめ

会社に人生のすべてを預けないというのは、会社を否定することではありません。会社という安心を土台にしながら、自分の力で収入を生み出す手段を、少しずつ育てていくことです。

 

独立で順番を間違えた私だからこそ、この考え方をお伝えできます。焦らず、小さく、でも確実に。今日からできる一歩を、一緒に積み重ねていきましょう。生き方を選ぶ力は、特別な人だけのものではなく、小さな行動を重ねた人に、少しずつ育っていくものだと信じています。

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